次期メインリグ

Dynamic Range Narrow Spaced

http://www.sherweng.com/table.html

受信周波数から2kHz (場合によっては3kHz)離れたところの妨害信号の許容値.Close-in Performanceともいわれます.

ようするに,CWで運用していて,2kHz離れたところに強い局がいて,どのくらいの強さまで耐えられるかということで,CWでのコンテスト,DXにおいて重要かつ,直感的にも解りやすい指標です.

欧米のアマチュア無線関係の雑誌やサイトの,無線機のレビューでは,必ず触れられる特性です.

上記リンク,Sherwood Engineeringの測定結果では,2008年前半においては,Elecraft K3, Flex-5000, Ten-Tec Orion IIという,アメリカのメーカーのリグがトップスリーを独占して,4位にもOrionが入り,5位の,何百万円もするプロ仕様の受信機IC-R9500以下を大きく引き離しています(その後,PCとつなぐ受信機,Perseusが2位に入りました).

この表が物語ることは,「ハイフレ第一IFでは,この特性を改善するのは不可能」ということです(上位4機種はいずれも8〜9MHzのローフレの第一IFの仕様).

ハイフレ第一IFを採用して最初に成功したTR-7よりも,前世代のR-4Cのほうが9dBもよいという,皮肉な結果になっています.

日本のメーカーのリグは,入門機から高級機まで例外なく40〜80MHzという高い周波数のIFを採用しています.この周波数では,狭い通過帯域のフィルターを作るのは簡単ではなく,フィルター回路を通り抜ける信号を防ぐのも限界があります.

ハイフレにするメリットは,ゼネカバ受信機を作りやすいことが挙げられますが,アマチュア無線家にゼネカバ受信機能って必要ないと思いますが.少なくとも,基本的な受信性能を犠牲にしてまで.



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Last-modified: 2009-07-02 (Thu) 09:52:39 (142d)